その他雑記

便利なほど余裕がない?

現在私たちが毎日眺めているスマートフォン。
これはつい10年ほど前に誕生したばかりの、ほんの最近のものなのですよね。当たり前の存在になってしまっていますが。
それ以前に使っていたガラパゴス携帯は20年前。そもそも電話自体、150年ほどの歴史しかありません。

連絡手段の技術が改善されていく度に、その便利さの恩恵を私たちは受けてきました。
しかし、便利を手に入れる代わりに、大切なものを差し出していたのです。

それは、時間です。

便利なほど余裕がない?

ネット回線を使えば、世界中どこにいようが誰とでも連絡し合える世の中です。
コロナ禍の影響でインフラ状況も加速したと思われます。
おかげ様で業種にもよりますが、在宅ワーカーの数もだいぶ増えたのではないでしょうか。

しかしなぜでしょう、瞬時にできる連絡手段を手にしたはずなのに、昔よりも時間の喪失スピードが上がっているような気がします。

瞬間に仕事間でも打ち合わせをポンポンすることができる。作業に打ち込む。成果物を送る。打ち合わせ。のサイクルで基本的に仕事内容がまわっていくのだと思われます。
一工程ごとに一息の時間がより短縮されてきています。

インターネットがない時代。
連絡しあうなら、電話か直接会うことになります。ファックスも手段でありますが、細かな打ち合わせには向きませんし、そもそも対面で話すことが礼儀でもありました。
今と比べれば不便極まりないのですが、それぞれ準備段階というのでしょうか、前後に空白の時間があったように思います。

連絡前に襟を正すもよし、ぼーっとするもよし、本を読むもよし。そんな余裕がありました。
現在は便利さ故に一息入れる暇もなかったりします。

しかし、ネット以前でも余裕のない人、便利さを上手く使う余裕な人。それぞれいらっしゃることでしょう。
電話もネットも所詮は道具です。道具に使われるのではなく、使いこなさなくてはいけません。

増やさない努力

幸福なことに、日本では食べ物に困ることがありません。格安で美味しいものが溢れています。
雑貨や家具などもすぐに手に入れることができます。
ネットでは気になるワードを検索すれば、すぐに答えを見つけ出すことができます。
SNSを開けば、向こうから勝手に情報がやってきてくれます。

きっと余裕を感じられない私たちは、身の丈以上にものを持ちすぎているのでしょう。
両手いっぱいに食べ物や物や情報を抱えていて、溢れて地面にボトボト落としているのです。

物欲主義に慣れすぎてしまい、減らすことにも躊躇してしまいます。
一度減らしても、すぐにまた元通り。

何事も節制が大事なのだと思います。
自分の両手に収まる程度のものを持つ気概が今後はさらに必要となるでしょう。
でないと、もの以上に情報に溺れてしまいます。

少しずつでいいです。
甘いものを今日は一口控えてみよう。
1分だけ早く起きてみよう。

これだけでも、心の余裕につながるのではと思います。