その他雑記

女性好みのキャラクターとストーリー展開

最初に申し上げおくと、男女差別する気は毛頭ありません。
ただ、性別による好みのストーリー傾向は少なからずあるという前提で書かせていただきます。

女性向きが好きな男性もいれば、男性向きが好きな女性もいらっしゃいます。
しかし、女性向け・男性向けはそれぞれのターゲットに向けて制作されたものであり、実際にその性を持った大多数が沼に落ちていかれます。

以前は「描き手側が求める男女別の傾向」について記事を書きました。
今回は読み手側から見たストーリーの好みの傾向について考えてみたいと思います。

女である私から見た、女性受けのいいキャラクターとストーリーについてお送りします。

女性受けのいいキャラクター

芯のある女性キャラ

女性受けのいいキャラクター像は、男性向けとは相反するものかもしれません。
同性のキャラクターとは、自分が感情移入できる憧れの存在であったりします。

不景気と言われて久しい現代社会。女性の社会進出も当たり前の世の中。私たちは、男性に臆することなく生きていかなければいけません。
きっとそんな気持ちが根底にあると思います。エンタメ作品にも芯のある強い女性像は好感が持てます。

ディズニー作品に『シンデレラ』の実写版があります。
以前のしおらしいアニメ版と比べると、主人公がだいぶ勝気になっています。女性に対する社会性を感じました。

少女漫画の主人公もまわりに流されず、自分の意見を持って自力で行動するようなキャラが多くいます。このようなキャラは現実から見ても同性からの好感度が高いです。

しかし、実はそれに反して流されて流されるキャラクターもまた、自分を見ているようで好まれたりします。
NANA』のハチがそれに当てはまると思います。読んでいて嫌悪感を感じつつ、その人物に自分が当てはまる箇所があるとつい頷いてしまいます。この辺りは女性の闇かもしれません。人気もあったということは、そういう女性も一定数存在していることになります。

自分だけを見てくれる男性キャラ

誰しも共感を得たいと思っていますが、女性は特に自分だけを見てくれる人、愛してくれる人を欲します
男女の子孫の残し方云々から繋がると思います。男性は複数の女性と子孫を残せるけれど、女性は一人の男性からしか残せないという話です。

さらに他人より特別扱いしてくれるとなお喜びます。女性のプリンセス願望と前者のどちらが先にこの概念が出来上がったかは定かではありませんが、非常に有効です。
この特別扱いがトキメキに繋がります。

女性受けのいいストーリー展開

夢物語より現実感

上記に挙げた、芯のあるキャラクターが自身の力で物語を解決していく展開は一般的に好感度が高いです。
主人公の力でトラブルだらけの現場に平穏をもたらすのです。『ごくせん』みたいなかんじのものです。

手段に舞台など現実感があるものが求められます。ご都合主義を見ると、そんなことないだろうとツッコミが入ります。
女性は基本主観的であり、自分が感じるものが正義になります。それがキャラへの感情移入になっていくのですが、ストーリー展開の説得力は無意識にも求めています。

主人公キャラには血統を重んじるような気がします。
男性は根無し草が上へ成り上がることも可能であり、好感も持てますが、女性は家柄がいい・先天的能力が高いなどの元から備わっているものの設定に弱いと思います。砂をかみしめ日夜努力の末に体得した大技、というものは品がない、美しくないと思われます。

自分を受け入れてくれるキャラたち

誰しも大団円のハッピーエンドは後味が良く大衆にも好まれます。
しかし、そこに自分と絆を深め合った人物がいないと余韻もなにもありません。

男性向けハーレムもの、女性向け逆ハーレムものは自分を好いてくれる、恋愛感情があるものが共通しています。しかしそれでも多少違いがあります。
美少女キャラは男主人公の能力の高さ、ルックスの良さに惹かれます。
イケメンキャラは女主人公の性格の良さ、生き様に惹かれます。

女性は外見だけではない、中身を見て、それでもなお愛してくれるキャラクターを求めます。
見た目が9割の現実。外見からの印象は多大です。それでも、ありのままの自分を求めてくれる。これは願望でもあり、癒しにもなります。
これに関しては男女共通な気もします。

見た目よりも会話

視覚を重視する男性に比べ、女性は聴覚を重視します。
「言葉」です。コミュニケーションに重きを置くからとよくいわれます。

「俺の背中を見ていてくれ」より「ずっと愛している」という甘い言葉の方がウケがいいです。中身のない残念な男性に引っかかってしまう女性がいる理由のひとつがこれに当たります。
人気のある少女漫画にはアニメ化以前にドラマCD化をしたりします。言葉と声を重視しているからです。声優ファンも女性の方が多いと思います。
女性は嘘を見破る技術が男性より上な理由も、勘が鋭いということも挙げられますが、聴覚が発達していることもあるのではないでしょうか。
「男は黙って・・・」というのは女性には効きません。

さいごに

個人的に思う大衆女性が好みそうな傾向でした。
私はどちらかというと男性向けを観ますし、考えも男性脳なのではと思いますが、やはり女性性も拭い去れない。意外と女性脳が大半を占めていた、というオチでした。
もちろん本記事と相反する女性も多数いらっしゃいます。男が惚れる漢大好きです。
一人一人の中に女性性と男性性は混在しており、割合が違います。両方中和された方もいらっしゃるでしょう。

それでも性差の傾向はどうしても現れてしまいます。
女性が好む傾向は、その性別からくる心理と繋がっています。
それは原子時代の名残、時代による性差の影響が複雑に絡まって後々に少しずつまた変化していくことでしょう。

男性にとって女性は謎な部分が多いと思われますが、根底は一人の人として共感してほしい気持ちがあるのかなと思います。
性別関係ないオチということで。