その他雑記

リメイクアニメが量産される理由

一昔前のアニメが何十年ぶりに新作アニメとして制作される「リメイクアニメ」。
2010年後半からその数は増え、この作品も?と思うものまでリメイクの嵐です。

『ドラゴンボール』『美少女戦士セーラームーン』などのビッグタイトルから『東京ミュウミュウ』や『バトルアスリーテス大運動会』という少々マニアックなものまで、リメイクアニメは続々と進んでいます。

気付けば毎季ごとに何かしらのリメイクが放送されています。
なぜなのでしょうか。

マーケティング的に手堅いコンテンツ

当時人気だったアニメを観ていた子どもたちが成長し、大人になった。その大人たちが懐かしみを感じながらリメイクものに手を出す。
もちろんグッズ展開もされます。購入する人もいるでしょう。
ターゲットは30代〜40代。特に40代に絞りを入れている気がします。『ダイの大冒険』とか。
もちろんアラサー世代にどストライクであろう『シャーマンキング』もあります。

これらのビッグダイトルは既に知名度もあり、スポンサー側は安心の題材となります。売れる予想がつけやすい。
大人になったファンは、その子どもにも広めたりもします。
新たな新規顧客を増やしつつ、もとのファンにも反応させつつ、本当に手堅いと思います。

制作サイドのリメイク希望案件

制作サイドにファンがいる場合です。
リメイクではありませんが、『ポケットモンスター』のグッズ展開が凄まじいです。
幼い頃から慣れしたしんだポケモン。そして大人になり、その層に向けたポケモン×雑貨、アクセサリー、衣類などが販売されています。
これは客層もそうですが、制作側もポケモン世代が多数派でしょう。各々の「こんなものがあったらいいな」という願望が実際に商品となり、需要と供給の一致を感じます。

アニメの方でも何かしらの作品のファンがいてもおかしくはありません。
人気アニメならなおさらその分母は多くなります。
昔大好きだったアニメの制作に関われるのならば、本望でしょう。

客層が新しい作品を受け入れられない

若人は中年と比べるとバイタリティに溢れ、新しいものをすんなり受け入れやすい傾向があります。
大人になった私たちは働きだして金銭を自由に扱えるようになりました。しかし、そのまま歳を重ねるだけの人生を送っていくと、体力は落ち、気力も落ち、新しいものが受け入れ辛くなっていきます。
もちろんその意識はエンタメにも影響があり、今まで慣れ親しんだ雰囲気を醸し出す、簡単に理解できるようなものに手が伸びがちになります。
こういった客層にとって、リメイクアニメはハードルが低くすんなりと受け入れることができます。既に昔から知っているので、失敗しない安心感のあるものになります。

新人気コンテンツがなかなか生み出せない現状

最近は『鬼滅の刃』が超人気コンテンツとして花開きました。
しかし、それ以前の一般に知れ渡るような社会現象を引き起こしたアニメはあまり頭に浮かびません。90年代まではポンポン出てくるのですが、2000年以降は少数しかないのは個人的にも頷けます。『鋼の錬金術師』や『進撃の巨人』など挙げられますが、一般にまでと言われると特に最近はあまりない。
一作品に50話以上割くものが当たり前だった90年代と違い、現在は1クール深夜アニメが主流になっています。子ども向けは減り、大人向けの増加。
大人はすぐに忘れてしまいます。最初は燃え盛っていたテンションも一定期間を過ぎるとマッチについた火のようにすぐに消え去ってしまいます。
子ども時代に見た作品、しかも50話以上ですから一年はその作品と接していたことになります。ただでさえ多感な時期、大人になっても印象深く覚えているものです。今の90年代からそれ以前の作品が未だに人気なのも、作品の面白さもありますが、幼少時代に感じた強印象の残り香があることも要因のひとつではと思います。

まとめ

以上書いてまいりましたが、経済的、社会的な事情が加味してリメイクアニメが増え続けている現状ではないでしょうか。
まとめると、日本のアニメは衰退の一途を緩やかに辿っている印象があります。
それでも素晴らしい作品がポツポツと生まれていることは確かです。いちアニメファンとしては頑張っていただきたい気持ちです。