創作について

魅力的な4コマ漫画を描くには

漫画更新を始めて話数も40話を超えました。
1ページで読みやすいだろう、という安易な理由で4コマ漫画を選択したのですが、意外にも奥が深いなと思っています。

物語とは「起承転結」で進んでいきますが、あの4コマでそれを凝縮することができるのです。なんだかすごいなと思います。
その連続で続きものを描くこともできます。
おまけに顔だけ漫画になっても4コマだとすんなり読めて、コマも固定されているので初心者にはとっつきやすい分野になります。

さらに魅力的な4コマ漫画を描くにはどうすればいいか。個人的見解を書いていきたいと思います。

魅力的な4コマ漫画を描く

カメラワークの意識

私は4コマの枠を映画の画面のようなものと考えながら描いています。
漫画全般にいえますが、カメラワークによって画面構成に臨場感を与えることができます。4コマでもそれは可能だと思います。
まるで映画のフィルム、アニメの絵コンテのようです。
顔だけ描いて展開することは可能ですが、ずっとそれが続くとさすがに飽きがきます。
たまにカメラを引いた構図にしてみたり、俯瞰やあおりで遊んでみてもいいと思います。

キャラに身振り手振りさせる

ディズニーキャラクターは、それが人間であろうが動物であろうが皆表情豊かです。
そのひとつの理由が「身振り手振り」にあります。
私たちも無意識に心理的行動をしているわけで、何もせずに棒立ちしている機会はあまりありません。
眠っている体勢ひとつでも、大の字だったり、横にうずくまって寝たりそれぞれです。そしてその体勢、姿勢でそのキャラの心理的状態から性格まで露わになります。

コマなんて気にしない

コマを読む順序が伝わっていれば、あとの使い方はこれも好きに遊んでいいと思います。
コマの線を突き破ってもいいし、歪ませてもいいです。
4コマではありませんが、昔の巨匠の漫画を読むと、コマ割りの自由度がすごいことに驚きます。
手塚治虫先生の、作品名は忘れてしまいましたが、渦を巻くようなコマ割りをしていて衝撃を覚えたことがあります。

描き続ければ自分なりの表現が身に付く

描き続けていくと画面構成にそれぞれの癖が現れてきます。私の4コマ漫画も最初大人しかったのですが、今ではコマを破ってキャラの全身を描いたりしています。元からストーリー漫画でもよく全身を描いていて、その名残が出てきています。
癖は個性となり、その人の持ち味と進化していくのではと思います。

意味を持たせるか、持たせないか

日常、エッセイネタと4コマ漫画は相性が良いです。大御所は芳文社のまんがタイムなどありますが、基本日常系です。
読者層と雰囲気を考えると、何も考えずに読めるものが好まれると思われます。
気分転換や癒しを求めるターゲットにはユルいギャグ、日常ものを量産することになります。


出典:Amazon.co.jp ©かきふらい

私は単行本をあまり買わないのですが、『けいおん!』はとても読みやすかったので購入したことがあります。読んでいて微笑ましかったです。

意味のある4コマがあってもいいじゃない

シリアス展開の4コマはあまり見ない印象です。需要の関係だと思います。
なぜか今描いている4コマ漫画はシリアス展開になっています。でもそのような4コマ漫画があってもいいと思います。
逆にスキマ産業かもしれません。
前へならえからあえて後ろを向く。それは革命への道なのかもしれません。

さいごに

4コマ漫画を描いている現状ですが、どちらかというとアニメーションのシナリオを絵に起こしているような感覚です。
登場人物たちはあのコマの中に住んではいますが、そこから出られない籠の鳥ではないと思います。むしろ突き破ってほしい。そんな気持ちです。
起承転結であってもなくても成立してしまいますが、メリハリがある方が好きだな、と思いながら今後も描いていく所存です。
それぞれの信念をもとに描いてみてください。