創作について

イラスト・漫画の創作論は需要がないのか

各々の創作に対する考え方があり、それぞれの考えを文章にしたため、ネットに公表している方もたくさんいらっしゃいます。
この創作についての考え=「創作論」は、小説のストーリー作りなどはよく目に入るのですが、イラストや漫画についての文章は数が少なめな印象です。

なぜなのでしょう。ただ単に需要がないのか、読むより描くことに夢中なのか。
創作論を謳っているこのブログを全否定する記事になりそうですが、イラスト・漫画の創作論の需要について考えてみたいと思います。

概念より描き方が知りたい

まず「創作論」についてですが、

特に初心者ほど、概念よりハウツーを求める傾向になります。

まず、描き手としては技術の向上に重きを置きます。特に即効性を求めます。
皆が皆、できるだけ早く絵が上手くなりたいのです。技術があれば好きなものは何でも描くことがきます。非常に楽しそうです。

華やかな絵が描かれた講座系への需要は非常に高くなります。眺めるだけでも楽しいですよね。
まるで和菓子職人が次々と芸術品をつくっていく様を見ているようです。

実際、絵で勝負するなら見た目をよくしなければいけません。
文章を読み込むよりも、魅力的な絵と自分の絵を見比べて試行錯誤する方が技術向上するスピードは跳ね上がると思います。

実はスキマ産業だった

しかし、ただ描くだけでは上手くなるはずもなく、それぞれのモチーフへの理解が不可欠になります。
例えば、スカートのフリルを描きたい場合はフリルの構造を知らなければ上手く描くことはできません。そこで本物を見たり触ったりする必要があります。無理だったら写真で、他には解説している文章を探すなどします。
ここでフリルの解説、さらに描き方のアドバイスがあれば描き手の需要が満たされます。

絵についての創作論とは、「○○すればもっとよく描ける」というものですが、実はSNSなどで散見されていました。ただ「創作論」というカテゴリ化がされていませんでした。
最近はさいとうなおきさん、よー清水さんなどの書籍が人気を博していますが、この方々のツイートや動画配信などで、絵の描き方の言語化、カテゴリ化が昨年あたりから固まってきたような気がします。
前からあったけれど、最近になってビジネスとしても顔を出してきました。似た類のYoutube動画も増えています。
イラスト系の創作論については、まさにこれからなのではないでしょうか。

それぞれ得意な手法で伝えられてきた創作論

これまでは、それぞれのクリエイターが伝えやすい手法を使って創作論が語られてきました。

  • 絵の描き方は絵を描きながら
  • 漫画の描き方は漫画で表現しながら
  • 小説の書き方は文章を並べながら

解説者はもっとも得意なやり方で創作論を並べます。親和性があり受け手も受け取りやすいです。
最近は動画配信、SNS、ブログなど、個人が情報を伝える手段も増えました。これを利用して創作論を伝えているプロはいらっしゃいますし、アマチュアでも増えてきています。

やはり、創作論界隈はこれからなのかもしれません。
話すのが好きならば動画で解説、文章を書く方が向いているならばブログやSNSで解説。きっとこれからも増えていくでしょう。

ハウツー本はたくさんあるのですが、それ以上の概念を深掘りするとなると、宗教や哲学、心理学などを網羅しなければいけなくなります。
それをしている目立った人が少ない、小難しい文章を読む習慣がない、見つけられていないなど、需要と供給が合間っていないのかもしれません。
しかし、そこはビジネスでいえばスキマになるでしょうし、創作界隈の精神性の向上につながるのではと思います。個人的にそう信じたいです。

まとめ

結果、将来に展望あり。という結論にいたしました。
社会的に時代を振り返ってみても、バブル期は特に見た目重視の社会でした。ブランド物を買い、いい車を買い、見た目で自分のステータスを高めていました。
それが時代が進むごとにつれて薄まりました。以前より収入が不安定な社会の中で、見た目よりも内面が重視されます。
絵の見た目も大事なのですが、その奥にあるものを見ることもまた面白いのではと思います。心の目で見るってやつです。それが分かる方が増えてきているような気がします。

その奥にあるもの、をお伝えできたらと私は思っています。ただ好奇心で知りたいだけですがね。
絵を増やす努力・・・できたらいいな。
ひとまず、信じて続けていけたらと思います。