創作について

よりよいアイデアの磨き方

面白いと思うアイデアとは何でしょう。
それは受け取る側が思いもしなかった意識の外にあるものだったりします。
それはサプライズにもなり、面白いと感じることができます。ですから、漫画にしろデザインにしろ、普遍的な答えの一歩、二歩以上、上をいったアイデアに斬新さを感じるのです。

では、そのようなアイデアを練るにはどうすればいいのでしょうか。

最初はありがちのアイデアから

アイデアとは0から1のものよりも、1から2や3へブラッシュアップさせる方が簡単です。

まずは0から1を生み出します。
それは本当にありがちでベタなものでも大丈夫です。

ありがちとは普遍的であり安定感を出します。
皆が斬新さを求めているわけではありません。もしかしたら逆にありがちな方に重きを置いた方がいい場合もあります。

ともかく、どんなにつまらなくても、アイデアは多いに越したことはありません。
ここは質より量です。どんどん出していきます。
面倒なら2、3コくらいかな。
薄くても大丈夫です。
たくさん薄いネタを出していきましょう。出てくること自体がすごいことなのです。

元あるアイデア達を改良する

料理で例えるなら、数あるありがちなアイデア達は素材です。
これらを組み合わせて調理することにより、うまくいけば「誰もが驚く斬新なアイデア」という料理が出来上がります。

組み合わせ方は自分の感性を信じて取り組めば大丈夫です。
自分を信じられない方、よく分からない方はピンタレストや書籍等を参考にしつつ組み合わせていきます。
続けていけば次第にアイデアの引き出しが増えていき、時間も短縮されていきます。

このあたりの作業は特に脳がフル回転になる感覚があります。
自分が出したアイデア、知りうる限りのアイデアをすべてバラバラにして、目標のイメージに向かってパズルを組み合わせるように再構成します。
ゴールありきのアイデアの再構成です。ブレてきたら、ゴールであるコンセプトやテーマを見直してみましょう。

完成がだんだん見えてきました。素晴らしいです。

さらにブラッシュアップする

工業デザインをする上で、ある程度のディティールが決まったデザインでも、さらに細かく調整していく工程があります。
これは創作物ならばどれにも当てはまる工程になります。

むしろここからが本番。
細部まで考えられて調整されたものとは、どこかキラリと光るものがあります。

意外にも、ここで一番時間を要します。
仕上げになるので、できるだけ妥協も許しません。

斬新なアイデアとは、原石を磨いていく行為と似ています。
合わせて、今の自分を超えていくような気持ちを要します。

自分が思いもしないようなアイデアを磨かなければ、他人を驚かすこともできません。
苦しいですが、ここが踏ん張りどころです。
もしこの行為を楽しいと思うなら、クリエイターの資質は十分にあります。
すごく嫌でも、完成した後の達成感がたまらなく感じるのであるならば、同じく資質ありです。

時間は有限であり、納期もあります。
納期の遅くとも2日前には切り上げて、翌日にもう一度チェック、修正をして提出になります。
お疲れ様です。

また次も頑張ってください。

まとめ

以上がよりよいアイデアの磨き方になります。
まとめると以下のようになります。

  • 薄くてもつまらなくてもいいから沢山アイデアを出す
  • 出したアイデア同士を組み合わせて化学変化を起こす
  • だいたい決まったディティールを細かに詰める・修正

こうして見てみると、粘土細工を作っているように思えます。実際そうかもしれません。
楽しむと同時に苦しむ作業です。
ですが、その先には自分の糧として蓄積されていくのでは思います。何にでも応用はいくらでも利きます。まったく関係ないことに従事することがあっても、これは必ず役に立ちます。
どうせなら楽しみながらやってみましょう。
つまらなかったら離れましょう。

それでは。