創作について

「雨」をつかった創作の活かし方

本日は、雨です。
出かける際に濡れてしまう雨の日は憂鬱に感じるかもしれませんが、日本の情緒に雨は欠かすことができません。
雨の音、におい、空気を全身に感じながら、いつもと違う雰囲気を楽しみます。

雨の雫が滴るアジサイは、透明感が増して眺めているだけで癒されます。
水があるから私達は生きていけるし、共鳴することができるのです。

よって、水滴の入った絵は気に入られる傾向があります。
「雨」を使った絵や物語の利用方法について考えてみたいと思います。

雨を見た心情

雨を見て、私達は何を思うでしょう。

  • 日常の中の非日常
  • きれい
  • 憂鬱
  • 天然のBGM
  • 安堵

洗濯物が干せない憂鬱、水遊びができる喜び、濡れるから面倒な気持ち、農作物にとっての恵み。立場によって色々でしょう。

どんな気持ちにせよ、雨は人の気持ちを揺り動かす力があります。
改めて考えると、空全体から水が落ちてくるという現象はなかなかすごいことだと思います。

雨を使った創作


©Makoto Shinkai/ CoMix Wave Films

雨を卓越した技術で表現している作品の中に『言の葉の庭』があります。
舞台は新宿御苑。
雨の日だけ会って話すことができる2人の登場人物。

雨の音は無音をかき消してくれるので、会話がなくてもその場が成立します。
作中では別々のことをしている2人(後に会話を始めますが)にとっては程よいBGMになります。
これが晴れの日の無音の中だったら居心地が悪いものにもなるでしょう。また別の物語になりそうですが。

雨から始まる恋愛模様

雨は恋愛ものをつくる上で結構な武器になります。
恋愛物語はさまざまなアクシデントから解決へ向かい、2人の距離が近づいていきます。
雨こそ天然のアクシデント。雨が降ってきたのに傘がない。「俺の傘にはいる?」から始まる相合傘。
または失恋の心情表現。恋でなくても絶望した心情を表したければ、雨を降らせてキャラとの気持ちをシンクロさせます。

小雨からバケツをひっくり返したような豪雨など、種類はさまざまです。降りようによって言葉もそれぞれあります。
描きたい場面に合う雨模様。それを考えるのも楽しいひと時でしょう。

雨のイラストから見る心情

雨が描かれた美麗イラストもたくさんあります。
絵で描かれる場合は、透明感、神秘的な雰囲気を醸し出すものが多いです。
ミステリアスで冷たい空気を表現したいときは、雨は相性の良いモチーフとなります。

雨の色

寒色


雨自体は無色ですが、透明ゆえにその他のものと溶け込みます。
よく関連されやすいアジサイ、葉っぱ、空。紫・緑・青、と寒色寄りの色彩にされることが多いです。
落ち着いた癒しを感じさせる緑と青。ミステリアスを思わせる紫。合わせて曇り空の灰色。全てが組み合わさり、静かで神秘的な雰囲気を醸し出します。

暖色


絵とは寒色が主でも、暖色の色味を加えると映えます。
雨の表現で暖色を加えるなら、暖色の服を着せる、街中の照明などが利用できます。
自然的というより、サイバーでビビッドな雰囲気が加味されます。

さいごに

雨だけでも多種多様な表現があることがわかります。
数日前は晴れ間と豪雨が入り時混じった天気でしたが、それを創作に持ち出すのもまた面白いなと思いました。
神の恵みである雨。どう使われていきますか。
では、よき創作ライフを。