その他雑記

セピア色が似合うアニメ6選

2000年~2010年あたりのアニメはセピア色な雰囲気のアニメが多いのでは?とふと思いました。
調べてみたらあまりそんなことはなかったのですが、それでも否定し難いような気にさせました。

どうしてだろうと考えてみたら、土埃を思わせるアニメが印象的だからという結果でした。
以下、そう思わせるアニメを並べてみます。

セピアの土埃が似合うアニメ

鋼の錬金術師


©荒川弘/スクウェアエニックス・毎日放送・アニプレックス・ボンズ・電通2003

荒れ果てた荒野を2人の兄弟が旅をするというイメージが強く、主人公も土から槍を錬成したりと茶色に映る背景も多く、全体の色彩も落ち着いています。
初期OP『メリッサ』のアニメーションは旅する兄弟を全面に出しているので、そこからの印象が根深いです。

キノの旅


©時雨沢恵一・アスキー・メディアワークス/「キノの旅」製作委員会

主人公とモトラドが各国を転々と旅する物語。これも旅ものですので、土埃が似合います。
一話一話なんとも言えない切なさ、儚さがあるのでそれがよりセピア調を助長しています。

バッカーノ!


©Ryohgo Narita・Ascii Media Works/Project Baccano!

群衆劇アニメの傑作。映画『スナッチ』からインスパイアされたOPは特に有名で、軽快でかっこいいです。
舞台が1711年や1930年代という前の時代設定だからか、全体的に落ち着いた色彩になっています。登場自分が多く、場面転換の激しい本作はさらに土埃が一緒に吹き上がるような印象を残します。

セピア調が似合うアニメ

普通にセピア色が似合うアニメも挙げておきます。

灰羽連盟


©安倍吉俊・光輪密造工房

観る人を選ぶアニメ。淡々と話が進みます。舞台設定についての説明がなく、答えは視聴者に視聴者に委ねられ考察が捗ります。
全体的にセピア調の色調。

電脳コイル


©磯 光雄/徳間書店・電脳コイル製作委員会

インターネットデバイスとして「電脳メガネ」が主流となっている少しSFな世界観。しかし、神社に逃げ込んだり、古い建物などノスタルジー溢れるモチーフが多々出てくるので、未来なのに懐かしさを感じます。

げんしけん


©2004 木尾士目・講談社/現視研研究会

とある大学にある「現代視覚文化研究会」というサークルで繰り広げられるオタクたちの青春。
これは本当に個人的な選出なのですが、今思えばと過去を思わせる作品はセピア色のヴェールがかかっているように見えます。

セピア色=懐かしさ

「セピア」とは英語で「イカ墨」をさす言葉です。昔はイカ墨を原料としたインクが使われていました。
後に、経年劣化によって色褪せた新聞や写真のインクの色味ごと「セピア」と呼ばれるようになりました。
現在では、「古い」「懐かしい」を想起させる言葉として「セピア」が使われています。

以上に挙げたアニメ作品もどこか古さ、懐かしさを感じるものばかりでした。
2010年前後は特に落ち着いた色彩の作品も見受けられていたのですが、それ以上にそれから10年以上と月日が経った、今から見た「ノスタルジー」な感覚も加味されているのではと思います。

さいごに

個人的に思うセピア調の作品の中に、「好きだったけど、この作品から卒業した」と思わせるものがありました。まるで卒業アルバムのページをめくるような感覚です。
しかし、今でも心の中に生きている作品も多々あり、それらは豊かな色彩に満ちています。一度セピア色に落ちた作品も、もう一度観返してみたら新たな発見があり、色彩が戻る可能性も十分にあります。

元がセピア調の色合いのものは、セピア以外の何物でもないのですが、必ず他の色が見えてくるものだと思います。
結局は、観る側の心の持ちようかもしれません。