創作について

アニメキャラから見る髪色の印象【男女別】2/2

前回の続きです。

今回は色別に見る髪色の印象。現実ではほとんどお目にかかれない、エンタメ作品によく見られる髪色の印象を考察していきたいと思います。

各色の代表キャラは個人的印象の強いキャラを選別しています。

髪色の印象

青髪

寒色で代表的な青。冷静、涼しさ、知的なイメージ。
髪色は紺色と水色に大別。紺色は優等生タイプで黒髪の派生。水色は人とは思わせない印象。


©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会

女子代表:『Re:ゼロから始める異世界生活』 レム

青は水を連想させるので、水属性担当キャラが青髪になりやすい。賢く、成績優秀の優等生タイプ。
水色は人間らしくない、透明感を感じさせる。未来感を表すので、その大半が人外設定。人間の場合も得体が知れない。
恋愛ものだと片思い止まりの負けヒロイン率が高い。(特に紺色)


©UTA☆PRI PROJECT

男子代表:『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズ 聖川真斗

紺色は知的、冷静なキャラの記号として配色される場合が多い。アイドルものはイメージカラーとして利用。
水色は人外、中世的。短髪、長髪ともに人気あり。
青は心を安心させる作用があるので、安定感を与えやすい。

赤髪

暖色の代表的カラー。火、情熱など熱いものを連想させます。
内にこもった、熱いものを感じやすい。茶髪に熱を足したようなイメージ。


©ゾンビランドサガ製作委員会

女子代表:『ゾンビランドサガ』 源 さくら

魔法少女ものだったら、火属性担当。メインヒロインになりやすい。負けることもある。
情熱的で戦闘能力が高い行動派。考えるよりも先に体が動く。
陰鬱とは程遠く、基本的に明るいキャラ。


©TYPE-MOON・ufotable・FSNPC

男子代表:衛宮士郎

リーダー的イメージカラー。
熱血と思いきや、猪突猛進型の頑固なキャラも多い。
情熱的過ぎて変態に走る場合あり。
スペックが高く、サブキャラに一人いたらとても心強い。

ピンク色

可愛らしさ、安心感を与える。女性的印象の配色。


©創通・サンライズ

女子代表:『機動戦士ガンダムSEED』 ラクス・クライン

水色に並び現実感の無さから、人外設定キャラにも多い。可愛らしさのギャップも兼ねてか、ヤンデレヒロインにも多い傾向。
魔法少女メインヒロインにもこのカラーリングはよく見られる。
愛情のイメージがあり、博愛的な性格を付けやすい。色が薄くなるほど儚げが増す。


©『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rhyme Anima製作委員会

男子代表:『ヒプノシスマイク』飴村乱数

見た目が華やか。意外と熱血キャラが多い。
一見可愛らしいピンクの印象から、オレ様に持っていくなどギャップを付けやすい。
腹黒いメンヘラにもなりやすい。

緑髪

自然界に多い色で、癒しを感じられる。調和を保つ、平和的な色あい。
深緑か黄緑に大別される。風属性担当。


©2006 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団 ©2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団

女子代表:『涼宮ハルヒ』シリーズ 鶴屋さん

犬のようにはしゃぐ元気キャラから癒しキャラまで様々。しかし、どちらとも他キャラとの潤滑油になる立ち位置になりやすい。
薄い色になるほど癒し度が増す。目立つのかメインキャラに出てくる。
水色・ピンク色ほど人外キャラは意外と見当たらない。


©BNEI/BNP・バンダイビジュアル  Original Character Design ©藤島康介

男子代表:『テイルズ オブ ジ アビス』 イオン

中世的からイケメンまで様々。イケメンだと切れ長の目と相性が良い。
メガネ率が高い。緑という非現実的カラーに説得力を持たせるためなのか。
平和的な色なので、見ていて安心感があり、頼りになる。

紫髪

位の高い神秘的な色。魔術的、オカルト的なものに扱いやすい色。魔女のイメージカラーも紫。
昔は紫色の染色が特に貴重だったため、高貴の身分が身に着ける色。その印象は現在でも残っている。


©士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

女子代表:『攻殻機動隊』シリーズ 草薙素子

ミステリアスなキャラに見られる。
精神年齢の高い頼りになるお姉さんか、そう見越してドジっ子にするかはクリエイターしだい。
どの性格でも、気高い印象になる。内向きになるとメンヘラに陥りやすい。


©石田スイ/集英社・東京喰種製作委員会

男子代表:『東京喰種』 月山 習

同じくミステリアス、かつセクシーな印象。妖艶な色合いなので、一歩間違えれば変態キャラに。
短髪よりもロングとの相性がいい。

オレンジ髪

暖色で太陽のような明るい印象を与える。天真爛漫なキャラに多い。


©カラー/Project Eva.

女子代表:『新世紀エヴァンゲリオン』 惣流・アスカ・ラングレー

家庭的で陽気なイメージを感じさせるキャラへの配色。それをキャラ自身も分かっているのか、あざとさを垣間見る。
基本的に献身的。しかし外交的に見えて実は内向きだったりする。


©古舘春一/集英社・「ハイキュー!! 3rd」製作委員会・MBS

男子代表:『ハイキュー!!』 日向翔陽

髪から太陽を発生させているのではと思わせるくらい明るい印象。見ていてまぶしい。
裏表がない。嘘が顔に出る。

銀髪・白髪

非現実を感じさせる。濁りなき無垢、真っ白の印象。
触ったら壊れてしまうのではないだろうかという危うさ。神秘的イメージ。


©VisualArt's/Key/Angel Beats! Project

女子代表:『Angel Beats!』 天使

儚げで病弱な印象を与える。非常に人気のある髪色。
いい意味で人間味を感じさせない。


©空知英秋/集英社・テレビ東京・電通・BNP

男子代表:『銀魂』 坂田銀時

最強、ボスキャラに多い。戦闘能力高し。
基本笑顔だが、腹の中が読めない。または純真無垢な少年。

二色髪

最近は髪色一色ではなく、複数の色を入れるキャラも増えてきました。
複数の色が入ると華やかでスタイリッシュな印象になります。

インナーカラー


©2010 GAINAX/GEEKS

『Panty&Stocking with Garterbelt』よりストッキング。

ツートンカラー


©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』より竈門禰豆子。

まとめ

髪色ひとつでも、それぞれに捉えられる印象は違うのだなと、書きながら改めて思いました。
現実にはない髪色の表現、それはクリエイターにとって面白く、創作の醍醐味だと思います。この色をあえて現実で染める方の行動力はすごいと思います。
一つの髪型にも何色も色を使われるようになりました。今後はどう変化していくのか楽しみです。